2023.10.31
旅行に行けました!
滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。
秋も深まり、おでかけに良い季節となってきましたね。
先日ご利用者様とご家族様からうれしいご報告がありました。
今までは家族旅行は日帰りでしたが、今回は泊りで遠方へ行かれたとのことです。
ご家族様は「心配な面があったが、思ったよりも動きがスムーズでした。」「ホテルの大浴場にも一人で行けたことが非常に驚いたけど、うれしかったです。」とお話をされました。
「お目当ての場所に行けて、とても楽しい旅行だったよ!」とご利用者様も喜んでいらっしゃいました。
ご利用者様は当施設に体験に来られた時は、「麻痺側の感覚はあまり感じない。」とのことでした。
麻痺側の手や足部などの皮膚や筋肉が硬く、感覚情報が取り込みにくい状態でした。
そこで、鍼灸とリハビリで皮膚や筋肉をよい状態にするよう心掛けました。
今では「前より麻痺している方がわかりやすく、わかる!」
「真っ直ぐや真ん中がわかる!」と変化を教えてくださいます。
ご家族様も「前は座っていてもすぐにいい方へ傾くので、真ん中になおしていたけど、今は真ん中で座っています。」とお話をしてくださいました。
少しずつですが、今は装具なしで歩く練習もしています。
「これからは、遠くても行きたい場所へ旅行できます!」
好きな場所、行きたい場所へ出かけられるのはうれしいですよね。
今後もご利用者様の「やりたいこと」にむかってをスタッフ一同がんばります!
2023.09.26
軍手で手作りクッション
滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。
先日お越しになられたご利用者様のご家族様からこんなご相談がありました。
ご利用者様の麻痺側の指の握りこみが強くて、お風呂の時に洗うために指を開こうとすると非常に痛がって困っていますとのことでした。
指が握りこんでしまうと、汗などの汚れが溜まりやすく皮膚トラブルになりやすいです。
そのため清潔に保つことが大切です。
そこで、ご自宅でもご利用者様自身でケアができるよう、軍手で作成したクッションをお渡しいたしました。
クッションで指や手のひらにスペースができますので、手の清潔が保たれやすいです。
クッションをお渡しした次のご来所時にご利用者様とご家族様から
「クッションを1週間使いましたが、指が開きやすくなりました!」
「手を洗うときに指を開こうとしても痛がらなくなりました。前は痛がって怒ってしまい大変でしたが洗うのがとても楽になりました!」
とうれしいお言葉を頂きました。
また、ご利用者様の指も柔らかさが保たれていました。
施設だけではなく、ご自宅でもご自身でケアしていただいたことで麻痺側の手指の柔らかさに繋がったので私達スタッフもうれしかったです!
今回作成したクッションの材料はすべて100円ショップで揃えることができました。
「手作りなんて大変!」と思っていましたが、ご利用者様にあったものを作成し、実際にご自身で体をケアすることに使って頂けたことは、作業療法士として勉強にもなり、また大変うれしかったです。
これからもご利用者様にあったものを作成し、お役に立てればうれしいです!
2023.08.18
うれしいお話しがありました!
滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。
先日脳卒中後遺症のご利用者様とご家族様からうれしいお話がありました。
お盆の時期に、ご利用者様とご家族様は久しぶりにご親戚の集まりに参加されました。
その時、ご利用者様は集まりの間杖を使わずに屋内移動ができたとのことでした。
「この病気をしてから、親戚の集まりに参加できていなかった。だがら不安だったけど、部屋の中を杖なしで歩けてうれしかった!」
「久しぶりに親戚のみんなでお酒を飲んだけど、飲んだ後ふらつかずに歩けてそれもうれしかった!」
「親戚のみんなに、杖なしで歩けるところを見せれてよかった!」
とニコニコしながらお話をしてくださいました。
また、「前は歩くときにおっかなびっくりだったけど、最近は怖くなくなってきたよ。」とも教えてくださいました。
「杖なしで歩きたいけど、歩けるようになるのかな……」とご利用者様は最初にお会いした時に不安そうにお話をされました。
しかし、今は杖なしで室内を歩くことができるようになりました、
「自信がついたから、次は町内会の旅行に参加してみんなと一緒にのんびりビールが飲みたいね。」と新しい目標もできました。
ご利用者様から楽しそうな具体的な目標が伺えると、私たちスタッフもうれしくなります。
ご利用者様の次の目標に向かって、スタッフ一同がんばっていきます!
2023.07.17
水分量と筋肉
滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリリハビリステーション滋賀」の小林です。
今年も全国的に暑い日が続き、滋賀県でも暑い日が続いています。
TVでも熱中症に関するニュースや予防に関する情報が増えてきていますね。
熱中症の予防についてはご存知の方も多いと思いますが
①暑さを上手に避けての生活
②こまめな水分補給(身体が一度に吸収できる水分量は200~250mlと言われています)
➂日頃の体調管理
などがあります。
また、体内の水分量の5%を失うと熱中症の症状が現れると言われています。
さて、ヒトのカラダの水分量はどれくらいでしょう
成人男性では体重の60%、女性では55%。新生児では約80%が水分となります。高齢者では50~55%となります。
例えば、体重が60㎏の成人男性は約36ℓの水分が体に蓄えていることになります。
この体内の水分は筋肉に一番多く含まれており、筋肉は水分をためておく「タンク」のような役割があります。(骨格筋の80%は水分で占められています。)
そのため、筋肉量が多いほど体内の水分を保持することができ、脱水になりにくくなります。
反対に筋肉量が少ないと、少しの暑さでも脱水症状になりやすいです。
特に加齢による筋肉量の減少は著明ですので、高齢者の方は特に注意が必要です。
また、暑い季節は屋外で運動することは減ってきます。
このような季節は、エアコンを適切に使用した室内(室温28℃以下)でエクササイズを生活習慣に取り入れたいですね。
例えば、椅子から立ち上がって、座るスクワットであれば朝晩ゆっくり20回。できるときに無理なく行うようご利用者様にはアドバイスをしております。
まだまだ暑い日は続いていきますが、筋力アップとこまめな水分補給でこの夏を元気に過ごして行きましょう!
2023.06.23
適量ってどれくらい?
滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。
最近ご利用者様とお話をしていて気づいたことがありました。
「お医者さんからお酒は適量なら飲んでいいと言われたけど、適量ってどれくらい?。」
よく「お酒は適量ならいいですよ。」と聞きますよね。
しかし、「適量」を具体的に量として表すのはなかなか難しいですよね。
人によって、「ビールコップ1杯、2杯」「焼酎グラス1杯」「自分が酔わない量が適量」等答えは様々です。
体重・性別・年齢・アルコールの代謝能力等の違いにより、「適量」にはもちろん個人差があります。
そこで、今回は一般的に推奨されている「飲酒の適量」について調べたことをご紹介いたします。
厚生労働省が推進する「健康日本21」では「節度ある適度な飲酒量」として1日平均純アルコール約20g程度とされています。
純アルコール量は、以下の計算式で算出できます。
お酒の量(ml) × アルコール度数 ×0.8(アルコールの比重)= 純アルコール量(g)
純アルコール量はgで表記されます。
例えば、アルコール度数5%のビールロング缶1本(500ml)に含まれる純アルコール量は
500ml×0.05×0.8=20gとなります。
アルコール度数5%のビールロング缶1本で「節度ある適度な飲酒量」となりますね。
純アルコール20gのおおよその目安として、ビール(5%)500ml、日本酒(15%)1合(180ml)、焼酎(25%)グラス1/2(100ml)、ワイン(12%)グラス2杯(200ml)ウイスキー(43%)ダブル1杯(60ml)となります。
この量は通常のアルコール代謝能力を持つ日本人の場合となります。
女性や65歳以上の方はこれより少ない量が適当とされています。
(おおよそ男性の半分から2/3程度とされています。)
少量の飲酒で顔が赤くなる等のアルコール代謝能力が低い人も少ない量が適当です。
飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではありません。
また、「健康日本21」では生活習慣病のリスクを高める1日当たりの純アルコール摂取量を男性40g以上、女性は20g以上としています。
お酒は古くから親しまれ、生活の中に溶け込んでいます。
日々の生活に楽しみや潤いを与えてくれます。
しかし、「飲みすぎ」や「長期の大量飲酒」は心や体への大きな負担や悪影響になります。
お酒は飲み方次第でプラスにもマイナスにもなる両面があります。
「健康日本21」の指針、性別・年齢等を考慮し、自分にとっての適切量を理解、守ることで、お酒を楽しみながら、健康を維持することに繋がりますよね。
「適度に」「楽しく」お酒とよい関係を続けていきたいですね。
お問い合せはお電話でも承っております。
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