2022.05.31
痛みや不調でお悩みの方
滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。
先日、背中・腰・両下肢の痛みでお困りの70代男性がいらっしゃいました。
お話を伺うと1カ月前から、背中・腰・両下肢の痛みが出現しそこからとても辛い状況が継続しているとのことでした。
そこからさらに詳しく伺っていると1カ月前から田植えの準備を始めていたとのことです。
その時によくとっていた姿勢や動きも併せてお伺いしました。
また、痛みの場所だけではなく身体全身を見させていただきました。
姿勢やバランス、関節や筋肉の硬いところ、動き方なども実際に触って評価いたしました。
鍼灸では、痛みのある場所や関節や筋肉の硬いところにアプローチを行いました。
リハビリでは、筋肉や関節を整えた後に、筋肉をしっかり効率的に使用できるような動きを行いました。
鍼灸とリハビリ併せて2時間が終わった後はお体の変化を感じていただけました。
「呼吸が楽になった!」
「痛みも楽になって、腰や姿勢がしゃんとします!」
「ほんまカラダが楽です!」
2時間後の身体の変化をうれしそうにお話をしてくださいました。
楽になられた体を維持するための、ご自宅でのセルフケアもお伝えいたしました。
お帰りの際は、来た時よりも笑顔になられたのがとても印象的でした
痛みや不調があると心も沈みがちになりやすいですよね。
当施設は、脳卒中後遺症の方だけではなく、痛みや不調でお困りの方も数多くご利用いただております。
少しでも、痛みや不調の軽減のお手伝いをさせていただきます。
痛みや不調でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
2022.05.20
電車を利用した移動
滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。
先日、ある男性のご利用者様が「電車に乗ってみたいけど、どうかな?」とお話をされました。
そこで、ご利用者様と一緒に電車を利用した移動を行ってみました。
実際に電車を利用した移動を行うと、「上手くできたこと」「次は注意すること」を二人で共有することができました。
例えば、最近、リハビリやご自宅で杖なし、フリーハンドで歩く練習をしていますが、改札を通る時にその練習の成果がみられました。
また、帰りの時うっかり乗り換えのホームを間違えてしまいましたので、「きちんと行先の案内を見てからホームに行く」ことを共有しました。
「久しぶりに電車に乗れて楽しかった!」
「電車に乗れたので自信がついた!」
「できることがまた増えた。成長したなと自分自身で思う!」
明るく力強くそうお話をしてくださいました。
電車を利用した移動を行ってから約2週間後に、お一人で電車に乗りお出かけをしたそうです!
ご利用者様が「一つの出来事」から、「気持ちが前向」きになり、「次の意欲に繋がる」ことはとても素晴らしいなと思います。
「外を歩く時に杖を卒業したい!」がご利用者様の次の目標です。
ご利用者様の「やる気」「元気」「根気」を大切にしながらご利用者様と一緒にがんばります!
2022.04.29
「足で大地を踏みしめている感じ」
滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。
先日ご利用者様からうれしいお声を頂きました!
今回はその内容をご紹介させていただきます。
その方は脳梗塞後遺症でお困りの80代の女性、「麻痺している方の足が今よりが良くなって畑に行きたい!」がご希望でした。
「麻痺側の足の裏は段ボールがあるような感じがする」
「いい方の足と比べるとなんか鈍い感じ」
「歩くとき足が重い」
「歩くときいい方の足の爪先もひっかかるのが困る」と最初にお会いした時にお話をしてくださいました。
当施設をご利用されて1カ月程が経過した先日
「最近、麻痺している方の足の裏の感覚が良く分かるようになってびっくりした。」
「足の裏にあった段ボールのような感覚がなくなった。」
「靴を履いて外にでても、足で歩いている感じがしっかりする。」
「畑に行ったら、なんか足で大地を踏みしめている感じがしてうれしかった!」
「この年齢になっても体が変化するのに驚いた!」
ニコニコと嬉しそうな表情でそうお話をしてくださいました。
最近はご自宅の周辺をお散歩している時に
「歩く姿勢が良くなったね。」
「早く歩けるようになったね。」とご近所の方に声をかけられるとも教えてくださいました。
また、体の調子が良くなってきため、ご近所での集まりにも積極的に参加もされているそうです。
「足の裏の感覚が戻った」というたった少しの変化かもしれません。
しかし、そのことが前向きな気持ちに繋がり、生活の充実に波及していくことは本当に喜ばしい出来事だと思います!
これからも皆さまに喜んでいただけるサービスを提供できるようスタッフ一同がんばります!
2022.04.14
スーパーマーケットでの買い物
滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。
先日ご利用者様の近所のスーパーマーケットに買い物に行きました。
ご利用者様は、脳卒中を発症されてからご自分で買い物へ行かれることがなくなり、ご家族様に買い物をお願いしているとのことでした。
スーパーマーケットへ買い物へ行く前は恐る恐るなご様子でしたが、買い物を始めると
「これ食べてみたい!」
「これ私の好きな物なの!」
と商品を手に取り次々とかごの中に入れられました。
ご自分の好きな物、食べたい物を選んでいるご様子は大変生き生きしておられました。
買い物を終えるとご利用者様は
「ついつい買いすぎてしまいました。」
「久しぶりの買い物はとても楽しい!」
ニコニコした表情でそうお話をしてくださいました。
私たちもご利用者様のやってみたいことを一緒に経験できて嬉しかったです!
今後もご利用者様の「やってみたいこと」に応えるために私たちも精一杯取り組んで行きます!
2022.03.03
感じていることに気づく
滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。
「感じている」ことに気づく。
この大切さを先日ご利用者様と一緒に共有いたしました。
脳卒中後遺症のひとつとして感覚障害があります。
「自分の手足がどこにあるかわかりにくい」
「手で何かを触ってもわからない」
「足の裏が地面についているかわかりにくい」
このような声を沢山伺います。
先日、来所された脳卒中後遺症のご利用者様もこのようにおっしゃいました。
「左足(麻痺側)が地面についている感じがしない。」
「感覚障害があるから、足の裏が全然わからない」
左側をセラピストが触る前から「感覚障害だから、左側はわからない」と繰り返えされました。
しかし、セラピストがタオルで左手の指をこすると「あれ、待って。今タオルで指をこすられたところがわかった。」とびっくりしたような声をされました。
感覚が入ると、ご利用者様は「感じる」ことができたのです。
そこで、この日はご利用者様にご自身で動きながら「感じる」ことを行いました。
例えば、以前からご自分で行っているリハビリの動きの時に足のどこに体重が移動するかを感じてもらいました。
この時動作を性急に行おうとされたので、ゆっくとり感じながら行うようにお願いしました。
また、左側に動いた時には体のどこに体重が移動し、支えているのかを感じ、探っていただきました。
「前に体重を移動するときは、両足に体重がかかるのがなんとなくわかってきた。」
「左に体を動かすと、左に動いた感じや、お尻や足に体重がかかるのがわかった。」
時間をかけて繰り返し感じる練習をしていくと、ご自身で変化を感じ取ることが可能になってきました。
そこから立ち上がりを行うと、しっかり両足に体重をのせながらの動作になりました。
「あー、なんか来た時よりも左足がある感じがする、地面についている感じがする!」
「いい方と比べると弱いけど、それでも感じていた。左(麻痺側)も感じていることに気づきました!」
とニコニコとうれしそうな表情でその感覚を味わっておられました。
この方は「感じていること」に気づくことで動きがかわりました。
運動が変化するとういうことは、脳が感覚情報を取り込み、適切に処理をしたことの結果とも言えます。
「感じていることに気づくのは大切だね。」
リハビリの最後にご利用者様はそう力をこめておっしゃいました。
「家でもちょっとやってみるよ。忘れないようにするね。」とご自宅でのリハビリにも前向きでした。
非麻痺側と比較すると麻痺側は「感じにくい」かもしれませんが、それでも「感じている」ところもあります。
ご自分の体がちゃんと、「感じている」ことに気づいてみませんか?
お問い合せはお電話でも承っております。
下記の電話番号までお気軽にお問い合わせください。
脳梗塞リハビリステーション滋賀
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