脳梗塞リハビリステーション滋賀

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 ブログ

2024.02.29

ご家族様へのアドバイス

滋賀県守山市にあります「保険外リハビリサービス」脳梗塞リハビリステーション滋賀の小林です。

 

「この前、こちらで教えてもらった足首の動かし方を母が夜寝る前にやり続けたら、内反がだいぶましになりました。」

「内反がましになったので、立ちやすくなってよかったです。」

 

先日、来所された方のご家族様からこのようなお話がありました。

この方は足の内反が強いため、立ち上がりがとても大変でした。

立ち上がりが大変なため、お手洗いに行くときが一番困るとお話をされました。

そこで、ご自宅でご家族様が行える足首のストレッチや動かし方をお伝えし、ご自宅でも行っていただきました。

 

「お風呂の浴槽をまたぐときにどう手伝ったらよいのか。」

「一緒に歩くときにはどうしたらよいのか。」

「自宅でできるマッサージを教えてほしい。」

「家族にあう歩行器はどのようなもがありますか」

等ご家族様から様々なご質問がございます。

そのようなご質問に対して、私たちスタッフはできる限りアドバスをさせていただきます。

 

また最近はお灸に興味を持たれる方が多く、ご自宅で簡単にできるお灸のアドバイスを行い、お灸のサンプルもお渡ししております。

 

もし、ご家族様のことでご質問等ございましたらお気軽に当施設にご相談くださいませ!

2024.02.28

脳卒中後の痛み

滋賀県守山市にあります「保険外リハビリサービス」脳梗塞リハビリステーション滋賀の小林です。

 

脳卒中後に様々な痛みでお悩みになられる方を臨床ではたくさんお会いします。

先日体験に来られた方も「悪い方はグサグサとナイフで刺されるような痛み」でお困りでした。

「麻痺側を他人が触ると、痛みが増悪するので触ってほしくない。けど痛みが楽になりたいと。」とお話をされました。

 

お体を拝見させていただくと、非麻痺側の手足や体の筋肉も大変硬く「ぎゅっと」力が入っていました。

そこで、鍼灸とリハビリでは非麻痺側をリラックスさせることからはじめました。

 

鍼灸時の鍼は主治医の先生から止められていたため、お灸で対応をいたしました。

リハビリでは、さらに麻痺側の循環を改善するため麻痺側への加重を加えながら筋肉をしっかり使う運動を実施いたしました。

また、体幹のねじれも強かったためそちらも修正いたしました。

 

2回、3回と体験を重ねていくと「グサグサとナイフで刺されるような」痛みから「じわーとしたしびれ」へと変化されました。

またそのしびれも麻痺側の足に加重した時はなくなり、すっきりした感じがすると教えてくださいました。

 

「もう痛くて痛くて、気分はつらくて最悪でした。今は痛みがかなり楽になったので外へお出かけしたくなりました。」

「ここへ来るときはあまり期待していなかったけど、楽になってよかったです。」

明るいお声そうお話をしてくださいました。

ご家族様も「ここから帰る時は気持ちが前向きになりうれしいです。」と仰られました。

 

「痛み」が鎮痛剤を飲んだ時のように、完全になくなりませんでしたが、「楽」になられたのは、私たちも本当にうれしいです。

 

当施設は脳卒中後の痛みだけではなく、整形疾患等の様々な痛みにも対応いたしております。

辛い「痛み」でお困りの方はぜひお気軽にお問合せくださいませ!

2024.01.30

トルトで歩行分析

滋賀県守山市にあります「保険外リハビリサービス」脳梗塞リハビリステーション滋賀の小林です。

 

この度、当施設では歩行分析AI「トルト」を導入いたしました!

使い方は、とてもシンプルでスマホやタブレットで動画を撮るだけで、AIが歩行を分析してくれます。

「速度」「ふらつき」「リズム」「左右差」の4項目を各5点、合わせて20満点で評価します。

 

リハビリ前にトルトで評価を行い、セラピストの評価、ご利用者様の主観をすり合わせて課題を分析、その日のリハビリで何を行っていくかを明確にします。

リハビリ前後、1ヶ月間の変化を視覚や数字で比較することができます。

 

ご利用者様にもご自身の歩行の様子を動画で見れて、点数化されることでわかりやすいとのお声を頂いております。

「点数があがっていくと、なんだかうれしいね。やる気が出てくるね。」とご利用された方がうれしそうに仰いました。

 

もし、ご自身の今の歩行の状態に不安をお持ちの方,トルトにご興味がある方はぜひお気軽にお問合せくださいませ!

2024.01.16

腕をテーブルにのせると……

滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

 

皆さん、上肢の重さはどれくらいあるかご存知ですか?

 

上腕で体重の4%、前腕で3%、手が1%の合わせて8%ほどの重量になるといわれています。

体重が50㎏の人で片腕(上肢)の重さは、約4㎏、60㎏の人で約4.8㎏、70㎏に人で約5.6㎏となります。

この上肢を肩や肩甲骨の筋肉が支えています。

 

脳卒中後遺症後、上肢の麻痺が大きい方は重さの訴えが非常に多いです。

また亜脱臼をされている方もいらっしゃいます。

 

先日お越しになられた方は、上肢の麻痺があり亜脱臼もみられました。

そのため、入院中からアームスリングを日中ずっとつけておられるとのことでした。

「これを外したいのだけど……」

初回のカウンセリング時にいつかアームスリングを外したいとのご希望がありました。

 

テーブルの上に麻痺側上肢を置いておくことはできたので、ご自宅でお食事を召し上がる際にアームスリングを外すことを提案いたしました。

 

麻痺側上肢をテーブルに乗せることで、姿勢が左右対称に近づきます。

そうするとスプーンやお箸の操作が行いやすくなります。

 

この方にはアームスリングをつけたままの姿勢と麻痺側上肢をテーブルに乗せた姿勢で、30個前後の同じ数のおはじきをお椀からすくう動作を行って違いを比べてみました。

 

すると、アームスリングをつけたまま行うよりも、麻痺側上肢をテーブルに乗せた方が動作は上手にできました。

タイムをとってみたところ、前者は32秒、後者は20秒となりました。

 

ご本人様も、麻痺側上肢をテーブルに乗せている時の方が、「早くすくえる。」「おはじきが少なくなってきた時にすくいやすい。」「楽にできる。」とおっしゃられました。

 

姿勢が左右対称的に近づいたことで、その後の立ち上がりや歩行も「いつもよりやりやすい!」と喜ばれました。

 

臨床では、麻痺側の上肢をテーブルに乗せて置くことが難しい方もいらっしゃいます。

上肢が重すぎる、曲がってきてしまう、肩が後ろにひけてしまう等様々な原因があります。

 

そのような方には、姿勢を左右対称への修正、麻痺側上肢への荷重などを行っていくとテーブルに上肢を置くことが可能になってきます。

 

以前ご利用されていた方が「前は麻痺している方の腕をテーブルに乗せることができなかったので、人から見たらお行儀が悪いと感じて外食ができませんでした。」

「でもテーブルの上に腕を乗せることができるようになったので、今は外食へ行けてうれしいです。」と教えてくださいました。

 

「麻痺している腕が重い。」「硬くなってきている。」「手がもう少し動いたらいいな。」とお困りの方はぜひお気軽にお問合せください!

2023.12.29

「できたらいいな」ができた一年

滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

 

今年もおかげさまで多くの方に当施設をご利用していただけました!

 

「装具なしで歩けるようになれたらいいな。」「また、料理ができたらいいな。」

「車いすからの移乗動作が一人ででスムーズにできたらいいな。」「肩や足の痛みが少しでもになれたらいいな。」

「歩くのがスムーズになれたらいいな。」「もうちょっと指が動いたらいいな。」

など、ご利用者様の様々な「できたらいいな。」をお伺いさせた頂きました。

 

そのような「できたらいいいな。」が「フルタイムでの復職ができた!」「麻痺側の手を使って料理ができた!」「装具なしで外を歩けるようになった!」「車の運転再開の試験に合格できた!」

などのうれしい「できた!」もお伺いすることができました。

 

 

 

あるご利用者様は「リハビリ病院を退院する時は、復職も車の運転再開も難しいと言われて正直落ち込みました。」「でも時間がかかるかもしれないが、がんばろうと思いリハビリを続けてきました。」「昨年は復職し、今年は車の運転再開の試験に合格できたから本当にうれしかったです。」「あきらめないで続けることは大切ですね。」とお話をしてくださいました。

 

来年もご利用者様の「できたらいいな。」を「できた!」の喜びへと目指しより一層の努力をしてまいります!

 

寒い日が続きますが、皆様もお風邪など召されぬようご自愛いただき、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

お問い合せはお電話でも承っております。
下記の電話番号までお気軽にお問い合わせください。

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