脳梗塞リハビリステーション滋賀

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 ブログ

2023.08.18

うれしいお話しがありました!

滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

 

先日脳卒中後遺症のご利用者様とご家族様からうれしいお話がありました。

 

お盆の時期に、ご利用者様とご家族様は久しぶりにご親戚の集まりに参加されました。

その時、ご利用者様は集まりの間杖を使わずに屋内移動ができたとのことでした。

 

「この病気をしてから、親戚の集まりに参加できていなかった。だがら不安だったけど、部屋の中を杖なしで歩けてうれしかった!」

「久しぶりに親戚のみんなでお酒を飲んだけど、飲んだ後ふらつかずに歩けてそれもうれしかった!」

「親戚のみんなに、杖なしで歩けるところを見せれてよかった!」

とニコニコしながらお話をしてくださいました。

 

また、「前は歩くときにおっかなびっくりだったけど、最近は怖くなくなってきたよ。」とも教えてくださいました。

 

「杖なしで歩きたいけど、歩けるようになるのかな……」とご利用者様は最初にお会いした時に不安そうにお話をされました。

しかし、今は杖なしで室内を歩くことができるようになりました、

 

「自信がついたから、次は町内会の旅行に参加してみんなと一緒にのんびりビールが飲みたいね。」と新しい目標もできました。

 

ご利用者様から楽しそうな具体的な目標が伺えると、私たちスタッフもうれしくなります。

ご利用者様の次の目標に向かって、スタッフ一同がんばっていきます!

 

 

 

2023.07.17

水分量と筋肉

滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリリハビリステーション滋賀」の小林です。

今年も全国的に暑い日が続き、滋賀県でも暑い日が続いています。

TVでも熱中症に関するニュースや予防に関する情報が増えてきていますね。

 

熱中症の予防についてはご存知の方も多いと思いますが

①暑さを上手に避けての生活

②こまめな水分補給(身体が一度に吸収できる水分量は200~250mlと言われています)

➂日頃の体調管理

などがあります。

また、体内の水分量の5%を失うと熱中症の症状が現れると言われています。

 

さて、ヒトのカラダの水分量はどれくらいでしょう

成人男性では体重の60%、女性では55%。新生児では約80%が水分となります。高齢者では50~55%となります。

例えば、体重が60㎏の成人男性は約36ℓの水分が体に蓄えていることになります。

 

この体内の水分は筋肉に一番多く含まれており、筋肉は水分をためておく「タンク」のような役割があります。(骨格筋の80%は水分で占められています。)

 

そのため、筋肉量が多いほど体内の水分を保持することができ、脱水になりにくくなります。

反対に筋肉量が少ないと、少しの暑さでも脱水症状になりやすいです。

特に加齢による筋肉量の減少は著明ですので、高齢者の方は特に注意が必要です。

 

また、暑い季節は屋外で運動することは減ってきます。

このような季節は、エアコンを適切に使用した室内(室温28℃以下)でエクササイズを生活習慣に取り入れたいですね。

 

例えば、椅子から立ち上がって、座るスクワットであれば朝晩ゆっくり20回。できるときに無理なく行うようご利用者様にはアドバイスをしております。

 

まだまだ暑い日は続いていきますが、筋力アップとこまめな水分補給でこの夏を元気に過ごして行きましょう!

2023.06.23

適量ってどれくらい?

滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

 

最近ご利用者様とお話をしていて気づいたことがありました。

「お医者さんからお酒は適量なら飲んでいいと言われたけど、適量ってどれくらい?。」

よく「お酒は適量ならいいですよ。」と聞きますよね。

 

しかし、「適量」を具体的に量として表すのはなかなか難しいですよね。

人によって、「ビールコップ1杯、2杯」「焼酎グラス1杯」「自分が酔わない量が適量」等答えは様々です。

 

体重・性別・年齢・アルコールの代謝能力等の違いにより、「適量」にはもちろん個人差があります。

そこで、今回は一般的に推奨されている「飲酒の適量」について調べたことをご紹介いたします。

 

厚生労働省が推進する「健康日本21」では「節度ある適度な飲酒量」として1日平均純アルコール約20g程度とされています。

 

純アルコール量は、以下の計算式で算出できます。

お酒の量(ml) × アルコール度数 ×0.8(アルコールの比重)= 純アルコール量(g)

純アルコール量はgで表記されます。

例えば、アルコール度数5%のビールロング缶1本(500ml)に含まれる純アルコール量は

500ml×0.05×0.8=20gとなります。

アルコール度数5%のビールロング缶1本で「節度ある適度な飲酒量」となりますね。

 

純アルコール20gのおおよその目安として、ビール(5%)500ml、日本酒(15%)1合(180ml)、焼酎(25%)グラス1/2(100ml)、ワイン(12%)グラス2杯(200ml)ウイスキー(43%)ダブル1杯(60ml)となります。

 

 

この量は通常のアルコール代謝能力を持つ日本人の場合となります。

女性や65歳以上の方はこれより少ない量が適当とされています。

(おおよそ男性の半分から2/3程度とされています。)

少量の飲酒で顔が赤くなる等のアルコール代謝能力が低い人も少ない量が適当です。

飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではありません。

 

また、「健康日本21」では生活習慣病のリスクを高める1日当たりの純アルコール摂取量を男性40g以上、女性は20g以上としています。

 

お酒は古くから親しまれ、生活の中に溶け込んでいます。

日々の生活に楽しみや潤いを与えてくれます。

しかし、「飲みすぎ」や「長期の大量飲酒」は心や体への大きな負担や悪影響になります。

お酒は飲み方次第でプラスにもマイナスにもなる両面があります。

 

「健康日本21」の指針、性別・年齢等を考慮し、自分にとっての適切量を理解、守ることで、お酒を楽しみながら、健康を維持することに繋がりますよね。

「適度に」「楽しく」お酒とよい関係を続けていきたいですね。

 

 

2023.05.18

足首用サポーター

滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

先日体験に来られた方がぽつりと

「本当はね、装具をとって歩けるようになりたい。」

「好きな靴を履いて歩きたい。装具をつけていると好きな靴が履けない。」

と話されました。

 

そこで、評価を兼ねてスポーツ用のサポーターを着用しての歩行を実施いたしました。

麻痺側の足首の弱さがある方でしたが、サポーターで足首が安定すると麻痺側に体重を乗せやすくなっている印象がありました。

また、麻痺側上肢の連合反応も少なくなりました。

 

「装具より軽い!」

「なんか足がしっかりしている感じがする!」

「普通みたい!」

装具なしで歩けたことに非常に喜ばれました。

 

サポータをつけて歩けたことは、足首の弱さという問題点があります。

しかし、足首が安定すれば、麻痺側に体重をのせ、支えられ歩けるということ言えます。

リハビリで目指すところがご利用者様と共有できました。

 

リハ滋賀では主に三つのタイプのスポーツ用の足首サポーターを使用しております。

一つは「ZAMST A2-DX」

 

(ZAMSTホームページより引用」

こちらは、側方に硬質のオリジナルガードがあり、かなりしっかり足首を安定させます。

 

二つ目は「ZAMST A1]

(ZAMSTホームページより引用」

足首が安定してきた方はA2-DXからこちらに移行したり、ある程度安定している方はこちらを使用します。装着がA2-DXより楽です。

 

最後はA1ショート

(ZAMSTホームページより引用」

その方に状態にあったサポーターを着用して、歩行練習等を行っております。

 

ある方は装具から足首用サポーターに変えて初めて歩いた時に

「地面が凸凹していることを久しぶりに感じた。」

「足の裏って色々感じているんだね。」と気づいたことを教えてくださいました。

 

また、ある方は歩くときの姿勢が良くなり、ぶん回しも減りました。

「ぶん回しって減るんですね。」

歩く姿を見ていたご家族様はそう仰いました。

 

もちろん、問題点もあるので、弱いところを練習して積み重ねていくことも必要です。

同時並行で進めていくと、足首用サポーターでの歩行が安定していきます。

 

好きな靴を履いて歩けることは嬉しいですよね。

その気持ちに近づけるよう私達も一緒に向かっていきます!

2023.04.28

足がわかると

滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

 

先日、リハビリ中にご利用者様がこのように仰られました。

「麻痺側の足に体重を乗せようとすると怖いけど、足をわかろうとしたり、足がわかると怖くないです。」

よく私も「麻痺側の足に体重を乗せて下さい」と言いますが、ご利用者様のこのお言葉には色々考えさせられました。

 

脳卒中後遺症の方で歩行や日常生活の動きの中で、麻痺側の足に体重を乗せることが難しい方もいらっしゃいます。

そのため、麻痺側の足に体重を乗せようと頑張っておられます。

 

麻痺側の足に体重を乗せる練習を頑張りすぎてしまい、麻痺側の足がちゃんと床についていない状態で体重をかけようとされたり、手すりなどを使用して、非麻痺側の手で押して体重を乗せようとする方もいらっしゃいます。

そのため、「麻痺側の足に体重を乗せる」行為に注意が行きやすく、その時の足の裏がどんな感覚を感じ取りにくくなることも見られます。

 

先ほどのご利用者様のお言葉から、リハビリ中の声かけを「足の裏をわかろうしてください」「足の裏がわかるところ」等に変えてみました。

 

あるご利用者様は「足の裏がわかると、そこに自分のカラダが向かっていける!」

別のご利用者様は「足の裏がわかると安心して立てる。」「いい方でがんばらなくても大丈夫!」

立ち上がり、立位の時に麻痺側の上肢に曲がってしまう連合反応が出現するご利用者様は

麻痺側の足の裏を感じながら、立ち上がり、立位を行いました。

「腕があがらないし、体を真っ直ぐだね。」と嬉しそうにそう仰れました。

 

麻痺側の足の裏がついている感じがしない、また一部しかついていないと感じることもあります。

しかし、感じがしにくい部分にも注意を向けることを繰り返すと、だんだん少しずつ感じられるようになることも見られます。

 

立つ前などに「足の裏はどんな感じか」また動きながら「足の裏は今どんな感じか」などの感覚に注意を向けてみてはいかがでしょうか。

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