脳梗塞リハビリステーション滋賀

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 ブログ

2025.08.19

脳梗塞発症から3年後に出た肩の痛みと腕のしびれ ― 体のねじれを整えるリハビリと鍼灸

滋賀県守山市にあります自費リハビリ施設「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

本日は脳梗塞後3年たってから、肩の痛みと腕のしびれにお困りで体験にこられた方のお話をご紹介いたします。

 

■発症から3年 ― 困っていなかったはずが

脳梗塞を発症してから3年。退院後も大きな困りごとはなく、「もう大丈夫」と思って過ごしてこられた方がいらっしゃいました。
しかし最近になって、麻痺側の肩に痛みやしびれが出てきてしまったのです。
とくに服を着るとき、腕をあげるたびに強い痛みが走り、日常生活がつらくなっていました。

「街のマッサージにも行ったけど、良くならない…」
そんな悩みを抱えて、当施設の体験リハに来られました。

 

■見えてきた「体のねじれ」

初めてお体を拝見したとき、まず目についたのは体幹の強いねじれでした。
このねじれによって、麻痺側の肩甲骨と上腕骨の位置関係が崩れ、スムーズに腕をあげられなくなっていたのです。

さらに、麻痺側の筋肉は硬くこわばり、腕をあげようとすると体ごと倒して代償してしまう…。
まさに「気付かないうちに積み重なってきた後遺症」でした。

 

■鍼灸とリハビリで整える

そこでまずは鍼灸で肩や腕まわりの硬い筋肉をゆるめ、痛みやしびれを和らげました。
同時にリハビリでは、

体幹の左右差を整える

肩甲骨と上腕骨の位置関係を修正する

肩甲骨がスムーズに動くよう柔軟性を回復させる

といったアプローチを続けていきました。

 

■「服が着やすくなった!」驚きの変化

次の体験時、ご利用者様の表情は明るくなっていました。

「肩の痛みがずいぶん楽になった。
服を着るときのつらさもほとんどなくなって、びっくりしました。
来てよかったです。」

と、笑顔でお話しくださいました。

 

■気付かぬうちに進む「体のねじれ」

脳梗塞の後遺症は、発症から時間が経っても体に少しずつ変化を積み重ねていきます。
気付かないうちに“ねじれ”や“ゆがみ”が起こり、それが痛みやしびれ、動作のしづらさにつながることも少なくありません。

大切なのは「困ってから」ではなく、「ちょっと気になる」段階で体を見直すこと。
適切なアプローチをすれば、今からでも改善の可能性は十分にあります。

 

■まずはお気軽にご相談ください

脳梗塞リハビリステーション滋賀では、リハビリと鍼灸を組み合わせたオーダーメイドのケアを行っています。

「最近、肩や手の痛み・しびれが気になる」
「退院後しばらく経ってから困りごとが出てきた」

そんなときは、どうぞお気軽にご相談ください。
無料のカウンセリングも実施していますので、まずはお話を伺いながら、体の状態を一緒に確認させていただきます。

 

■ただいま【移転記念キャンペーン】実施中

2025年8月31日まで、体験リハを特別価格でご案内中です。

通常体験3回11,000円(税込)→4回で11,000円

「ちょっと話を聞いてみたい」
「実際に体験してみたい」
どちらでも大歓迎です。

ホームページのお問合せフォーム、またはお電話からお気軽のお問合せくださいませ。

2025.08.14

体験から約半月での変化 リハビリで動かしたくなる日常へ

滋賀県守山市の自費リハビリ施設「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

今回は、8月11日のブログでご紹介したご利用者様最近のご様子をご紹介します。

 

■体験で見えた“動き”

ご利用者様は、脳卒中後から長い間アームスリングを使用し、日常生活も非麻痺側の手だけで行ってきました。
そのため麻痺側の手を使う機会が極端に少なくなり、「使えない」と学習してしまう不使用の学習の状態になっていました。

しかし、初回体験の際、指が動き、ペットボトルを握ることができました。
「動かない」と思っていた手が、実は動く力を秘めていたことがわかりました。

 

■継続半月で見えた変化

体験後、継続利用をスタート。
約半月後の今、ご利用者様にはこんな変化が出ています。

・両手でドアをしめられるようになった。

・自主トレで両手を手すりに置いてスクワットできるようになった。

・ご自宅での「玄関の下駄箱」「流し」を使った自主トレを積極的に質問・実践。

・「麻痺側の手も足も軽くなってきた」と実感。

動かす機会を増やすことで、眠っていた潜在的な力が少しずつ現れてきているようです。

 

■ できないではなく「まだやっていないだけ」

「できない」と思っていた動作が、ちょっとした工夫でできるようになる瞬間は、生活の幅を大きく広げます。
もし、「今より少しでも使いやすく、動きやすく、楽に」なりたいと感じたら、その時が始めるタイミングです。

 

■ 移転記念キャンペーンは8月31日まで

8月31日まで、移転記念キャンペーンご用意しています。
この機会に、一緒に“動かしたくなる”

今より”少しでも使いやすく、動きやすく、楽に”

そんな日常をつくってみませんか?

2025.08.13

退院後・生活の中で動きが減ってきた…そんなときの選択肢

滋賀県守山市にあります自費リハビリ施設「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

 

退院してからしばらくは順調だったけれど、
「動く機会が減ってきた気がする…」
「なんとなく疲れやすくなった…」
そんな変化を感じていませんか?

 

脳梗塞や脳出血の後、在宅生活に慣れてくると、
無意識のうちに身体を使う時間が減ったり、同じパターンの動きや生活動作ばかりになりやすいです。

そうすると動きの質や筋力・持久力が少しずつ低下していきます。

 

特に脳卒中後で片麻痺がある方は、多種多様な動きが難しい傾向があり、どうしても決まったパターンに動きが偏ってしまいます。

そうすると、「動きにくい」「疲れやすい」というふうになりやすいです。

私たちはそのようなお声に何度も出会いました。

 

■小さな変化が未来を変える

先日も、あるご利用者様は
「庭まで歩くのがやっとだったのが、再び近所のスーパーまで行けるようになった。」
そんな嬉しい変化がありました。

大きな回復だけがリハビリではなく、
「少し疲れにくくなった。」
「手足の動きが軽くなった。」
こうした小さな変化も、毎日の暮らしを支える大きな力になります。

 

■今だからできること

今より少しでも使いやすく、動きやすく、楽に――。
そのための一歩を、私たちと一緒に育てていきませんか?
「もう少し歩けるようになりたい」
「できることを増やしたい」
そう思ったときが、始めるタイミングです。

 

■移転記念キャンペーンのご案内(概要)

脳梗塞リハビリステーション滋賀では、8月31日まで
移転記念キャンペーンを実施しています。

体験コース:通常3回 11,000円 → 4回 11,000円(実質25%お得)

継続特典:16回コース継続で1回分無料(17回に) 8回コース継続で1回分無料(9回に)

 

退院後の暮らしは、少しずつ変わっていきます。
その変化を良い方向に進めるために、今できる一歩を踏み出してみませんか?

 

2025.08.11

脳卒中後の片麻痺リハビリ|日常動作でできる上肢の自主トレ

滋賀県守山市にあります自費リハビリ施設「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

今回はご利用者様とのリハビリで感じたことをご紹介していきます。

■暮らしの中にある、回復のチャンス

リハビリというと、病院や施設で行う特別な時間を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、実は日常生活の中にも、たくさんの回復のチャンスが隠れています。

例えば——
ドアを開けるとき、両手を使ってみる。
自主トレの際に、支持物に麻痺側の手もそっと添える。

こうした一瞬の動作も、積み重なれば「動かす経験」になります。
特に麻痺側の上肢は、使わないままだと動きが少なくなり、感覚も弱まりがちです。
だからこそ、ほんの数秒でも日常の中で関わらせることが大切です。

 

■ご利用者様との練習から生まれた気づき

この日、一緒に練習したのは「両手でドアの開け閉め」。
ご利用者様は、長い間アームスリングを使用しており、
麻痺側の手を動かすことや、動作に参加させることが自然と遠のいていました。

リハビリで腕や手を動かすだけではなく、何かに日常でもできないか。

そこで、片手だけでではなく、麻痺側の手もそっとドアノブに添えて動かすよう、手をドアノブに誘導しました。

「そうか。こういう使い方があったんだ」
「これ、やってみる」
と、明るい声と笑顔が返ってきました。

その瞬間、「日常の中にも、まだまだできることがある」という気づきが生まれたように感じました。

 

 

■リハビリ室だけが練習の場ではない

私たちが大切にしているのは、「暮らしの延長線にあるリハビリ」です。
調理や掃除、外出の準備など——日常の動きは、すべて練習の場になります。
生活の中で自然に取り入れることで、無理なく継続できるのもメリットです。

 

■今日からできる、ちょっとした工夫

ドアを開け閉めするときに、両手をハンドルにかける

廊下や部屋の手すりに、麻痺側の手を軽く添える

買い物袋を持つとき、麻痺側の手も少し支える

これらは道具も時間もいらず、今日から始められる取り組みです。

 

 

※掲載している写真は、プライバシー保護のためにトリミング・加工し、個人が特定できないよう配慮しています。

 

■まずは一歩、踏み出してみませんか?

「私も日常でできるリハビリを始めてみたい。」
そう思ったときが、第一歩のチャンスです。

当施設では、ご自宅でできる練習方法や、無理なく続けられる工夫もお伝えしています。
見学や体験リハビリもお気軽にご利用ください。

▶ ご予約・お問い合わせは
【ホームページの問い合わせフォーム】または【お電話】にてどうぞ
📞 077-514‐2255受付時間:9:00〜18:00/月~金

2025.08.08

麻痺している手が「動きそう」と思えた日

滋賀県守山市にあります自費リハビリ施設「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

先日、体験されたご利用者様のお話を今回はご紹介いたします。

 

「こんなに、丁寧にマヒ側の腕や手をみてもらえるなんて思わなかった。」
体験が終わったあと、ご利用者様が静かにこうつぶやかれました。

そして少し笑いながら、こう続けられたのです。

「いや〜、こってりやってもらいましたよ。」

その言葉には、想像以上のリハビリ内容だったことへの驚きと、安心感がにじんでいました。

 

■三角巾で過ごしてきた日々──「動くかも」と気づけなかった理由

ご利用者様は、2年磨に脳卒中の発症後、左片麻痺による亜脱臼のため、退院してからずっと──寝るときとお風呂の時間以外は三角巾で腕を吊った状態で過ごされてきました。

「使おうにも、手は動かないもの。」
「動かすと痛むし、無理しないほうがいい。」
そんな思いが積み重なり、“使おうとする意識そのもの”から遠ざかっていたそうです。

だからこそ──体験のリハビリで、
三角巾を外して手にじっくり触れ、ゆっくり動かしていく中で生まれた言葉が、とても印象的でした。

「なんだか…動きそうな感じがする」

 

■手を思い出すということ

「動く」ではなく、
「動くかもしれない」──その“予感”が、
ご利用者様にとっては、長い時間を越えた新しい一歩だったのかもしれません。

手の機能を戻すだけでなく、
「自分の手をもう一度使ってみたい」という気持ちが芽生えること。

私たちは、それこそがリハビリの原点であり、
生活に戻る力だと考えています。

 

■ご利用者様が思わず口にした、自然な言葉

「こんなに、こってり手をやってもらえるなんて思わなかった。」

「なんだか、動きそうな気がする。」

リハビリに来るまでは、
「もう、ここからはあまり変わらない。」と感じていたそうです。

でも、体験の中で関わりを重ねるうちに、
“使えるかもしれない”という希望が、そっと灯っていきました。

その姿は、わたしたちにとっても、忘れられない時間になりました。

 

■まずは体験だけでも、お気軽にご相談ください。

お申し込み・お問い合わせは、以下のいずれかからお気軽にどうぞ。

お電話:077−514−2255

ホームページ:お申し込みフォームより

 

「マヒの手は、もう使えない。」
「退院してからは、三角巾が手放せなかった。」
「今までではあまり腕や手をみてもらえなかった。」

そんな思いを抱えていらっしゃる方にこそ、
一度、“手と向き合うリハビリ”を体験していただきたいと、私たちは願っています。

リハ滋賀では、マヒ側の手や腕にも“こってりと”じっくり向き合うリハビリを行っています。

「手を思い出す」そんな時間が、
きっと、ご本人の中のなにかを少しずつ動かしてくれるはずです。

お問い合せはお電話でも承っております。
下記の電話番号までお気軽にお問い合わせください。

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