脳梗塞リハビリステーション滋賀

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 ブログ

2020.04.24

3密対策と新型コロナウイルス感染症対策

滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

 

ホームページをご覧になった方からのご質問で「3密対策は大丈夫?」「3密になっていないの?」「新型コロナウイルス感染症対策はどのようなことをしているの?」というものがありました。

当施設で現在行っている「3密対策」「新型コロナウイルス感染症対策」を今回はご紹介させていただいます。

 

①「換気の悪い密閉空間」に対して

換気は「建物などの内部の汚れた空気を輩出して、外の新鮮な空気と入れ替えること」です。

 

当施設では1時間に5~10分程度、出入り口のドアを開けて、自然換気を行っております。

 

②多数が集まる「密集場所」

「多くの人がぎっしりと集まる場所」ですよね。

 

当施設では。現在時間に余裕を持った予約対応を取らせていただいております。

そのため、他のご利用者様とお会いすることほとんどございません。

セラピストとご利用者様だけの空間ですので、広々としております。

 

 

③間近で会話や発生をする「密接場面」

「互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発生が行われる」場面です。

 

リハビリではこの「密接場面」はどうしても避けられないことが多いです。

しかし、対策として、セラピストは必ずマスクを着用し、ご利用者様の前方からの介入は極力さけ、横や後方からの介入をできる限り行わせていただいております。

 

新型コロナウィルス感染症対策としまして以下を実施しております。

①スタッフの感染対策の徹底(手洗い、マスク着用、手のアルコール消毒、出勤前の検温)

②開店前、閉店後のアルコールを使用した清掃の実施

③間接的な接触感染対策のためにリハビリ前後にベッド、ドアノブ、トイレや物品のアルコール清拭

④次亜塩素水による空間除菌(低濃度の次亜塩素水を加湿器に使用しております。)

⑤ご利用者様の手指アルコールや検温の実施

 

皆様に安心してご利用していただけるよう、脳梗塞リハビリステーション滋賀では継続して新型コロナウイルス感染症対策を行っていきます!

 

2020.04.17

脳卒中後遺症以外の方でも

滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

当施設は脳梗塞、脳出血等の「脳卒中」後遺症でお困りの方だけではなく「痛み」「痺れ」「動きにくさ」等でお困りの方もご利用いただいております。

 

先週、体験に来ていただいた方が今週もお越しになりました。

 

ご高齢の女性の方で、お困りのことは

「畑や家事動作の時に腰や両方の足の付け根が痛くなること」

「うがいをするときに上を向くと、両方の足の付け根がピーンと突っ張る」とのことでした。

お話を伺うにつれて「動くときに少しでも楽に動きたい」との思いがひしひしと、こちらに伝わりました。

 

加齢による骨の変形及び、農作業を長年されたためか、円背が非常に強い姿勢でした。

しかし、それより気になったのが、体や足の筋肉が縮こまっていて、上手に使えていない印象を受けました。

 

円背が強いとそこに目がいってしまいます。

円背があると、重心移動を起こすときに不利なこともあります。

しかし、加齢による骨の変形を脊柱本来の「生理的弯曲」に戻すことは難しいです。

またセラピストが無理に円背を伸ばそう、戻そうとしてしまうと、体を傷つけてしまう場合もあります。

 

「円背があっても、その人のお体なりに、筋肉を使いやすくすること。」

「そのためには、硬くなりすぎている、短くなりすぎている筋肉を柔らかく、適切な長さを作り、活動を入れていくこと

これらを大切にして、リハビリを行いました。

 

リハビリの姿勢時の姿勢も、少しでも筋肉が伸びやすくするために、側臥位や三角マットを使用した半臥位で行わせたいただきました。

 

リハビリ後に

「こんな風に立った時に腰が立つと、洗濯物を入れる時や電気をつける時に楽になるね。」

「この前やってもらってから、動く時に楽になったよ。恐々動かなくて、安心して動けるっていいね。」

とのお言葉を頂きました。

 

日常生活や家事動作が楽にできることは本当に大切です。

「痛み」「動きにくさ」がありますと、「動きたい」とは積極的には思いにくいですよね。

それが「億劫だがら動かない」に結びつき、活動量が減少し、おうちに引きこもがちになる、おうちの中でも動かなく、「じっと」しているに状態になりやすいです。

 

ご高齢の方がその状態になると「フレイル(虚弱)」「サルコペニア(筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態)」を引き起こし、生活の自立度が低下しやすくなります。

 

脳卒中後遺症以外の「痛み」「痺れ」「動きにくさ」等でお困りの方もご相談・対応させていただいております。

お気軽に、ご相談・お問合せくださいませ。

 

 

 

2020.04.10

プールスティックでのアイデア

滋賀県守山市にあります、保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

 

私が、以前参加しました勉強会で、100円ショップの「セリア」さんで販売されている「プールスティック」を使用した治療アイデアが紹介されました。

その時紹介された治療アイデアは、上肢や手に関することでした。

 

せっかくなので、上肢・手以外のアイデアはないかと考えていましたが、ちょっとの工夫で、体のリハビリにも応用できることを発見いたしました。

 

それは、胸椎の伸展を出すこと、つまり猫背から良い姿勢にし、体幹の筋肉を使いやすくするやり方です。

 

まず、プールスティックとバスタオルを用意いたします。

スティックの長さは120cmです。それを半分に切ります。

半分に切ったプールスティックをバスタオルで包みます。

バスタオルで包んだプールスティックを両腕にとおして背中へまわします。

下の写真のような姿勢です。

そして、両方の肩甲骨を寄せるように胸をはります。

この時、息は止めないこと、腰はそらないようにすることを注意します。

(この動きをして、麻痺側の肩などに痛みがでましたら、中止します。)

 

 

 

 

 

 

 

 

この動き行った方の前後の姿勢の比較写真です。(ゆっくり10回程度行いました。)

 

「両方の肩甲骨を寄せると、自然に胸が開きますね。」

「縮こまっている胸の前側が伸びている感じがします。」

「自然とおなかにも力が入るのね。」

 

前後の姿勢の比較をご覧になると

「いつも背中が丸いと言われるけど、背中が伸びてる。姿勢がいい!」

「これは、毎日やった方がいいわよね。」と自宅リハビリにも前向きになられました。

 

別のご利用者様は

「姿勢が良くなったせいか、歩くときに足がでやすい!」と教えてくださいました。

また、姿勢が良くなっていくことで、麻痺側の肩の亜脱臼が軽減してきた方もいらっしゃいます。

 

身近な100円ショップの商品でもちょっとの工夫とアイデアで、リハビリのお供になりますね。

 

また、機会があれば身近なものを使用したリハビリをご紹介したいと思います。

2020.04.09

新型コロナウイルス感染予防

滋賀県守山市にあります、保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

 

新型コロナウイルス感染予防対策としまして、当施設では以下のことを実施しております。

 

①スタッフのマスク着用を含む咳エチケット、こまめな手洗い、アルコール消毒の徹底

②スタッフの出勤前の検温や健康観察表による健康管理

③開店前、閉店後だけではなく、営業中も使用箇所、物品の消毒液使用による拭き取り清掃の実施

④1時間~2時間ごとの換気の実施

⑤ご利用者様へのアルコール使用による手指消毒の依頼

 

安心してご利用していただけるよう、今後も感染予防対策を徹底して行っていきます。

 

今週も2名の方が初回体験にいらっしゃいました。

お一人は、脳梗塞後遺症の方で、腰~下肢、足部までの痺れや、歩行時の足の指が曲がってしまうことにお困りでした。

もうお一人は、交通事故後の方で、動作時に両足の痛みでお困りでした。

 

お二人の症状や問題点はそれぞれ異なりますが、体験後は「楽になった!」「歩きやすくなった!」とお二人とも喜ばれました。

 

脳梗塞後の方は、「病気になってから、はじめて足がついている感じがする、この感じは久しぶり!」

と笑顔でお話をしてくださいました。

 

交通事故後の方は「こういうところで、みてもらえてうれしい。ありがとう。」とのありがたいお言葉をいただきました。

 

皆様に喜んでいただけるよう、期待に応えられますよう、スタッフ一同精進していきます。

 

 

2020.04.03

一体感

滋賀県守山市にあります、保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション」滋賀の小林です。

 

リハビリ後に、自宅リハビリの動きを確認していたときに、それが起きました。

ご利用者様の体の動きに対して、麻痺側の上肢が自然についてきたのです。

私たちスタッフは、息をのむほど驚きました。

1週間程前ならそのような動きは見られなかったからです。

 

「すごいですね、体の動きに対して自然と腕がついていってますね」

「そう?前からそうじゃなかったけ?」

「最近は歩くときに、腕が邪魔にならなくなったよ。」とも話してくださいました。

 

前と比べてね、腕が自分の体と一体感になってきたよ。仲間になってきたよ。」

ご利用者様は、うれしそうに教えてくださいました。

 

脳卒中後遺症の方にとって、「動きにくい」「感じにくい」上肢・手は「使わないこと」を学んでしまっていることが多いです。

「使わないこと」を学んでしまっていると、上肢・手は自分の体から「ほったらかし」「置き去り」にされやすいです。

 

ご利用者様は経過が大変長い方で、上肢・手が「ほったらかし」「置き去り」になっていました。

リハビリでは、ご利用者様にあわせた「正確な感覚情報」を上肢・手への入力を地道に行ってきました。

そのことで、脳が変化を起し、上肢・手が自分の体の一部となったのではと考えられます。

 

経過が長い方でも、上肢・手が変化すること、またその方の持っておられる潜在性を改めて感じました。

 

脳卒中後遺症者の方はその方なりの「潜在能力」をお持ちのはずです。

また、「ポジティブな面」も必ずあります。

 

お一人一人の「ポジティブ」な面を生かし、「潜在能力」を引き出せるようスタッフ一同がんばります!

 

お問い合せはお電話でも承っております。
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