脳梗塞リハビリステーション滋賀

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2023.04.28

足がわかると

滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

 

先日、リハビリ中にご利用者様がこのように仰られました。

「麻痺側の足に体重を乗せようとすると怖いけど、足をわかろうとしたり、足がわかると怖くないです。」

よく私も「麻痺側の足に体重を乗せて下さい」と言いますが、ご利用者様のこのお言葉には色々考えさせられました。

 

脳卒中後遺症の方で歩行や日常生活の動きの中で、麻痺側の足に体重を乗せることが難しい方もいらっしゃいます。

そのため、麻痺側の足に体重を乗せようと頑張っておられます。

 

麻痺側の足に体重を乗せる練習を頑張りすぎてしまい、麻痺側の足がちゃんと床についていない状態で体重をかけようとされたり、手すりなどを使用して、非麻痺側の手で押して体重を乗せようとする方もいらっしゃいます。

そのため、「麻痺側の足に体重を乗せる」行為に注意が行きやすく、その時の足の裏がどんな感覚を感じ取りにくくなることも見られます。

 

先ほどのご利用者様のお言葉から、リハビリ中の声かけを「足の裏をわかろうしてください」「足の裏がわかるところ」等に変えてみました。

 

あるご利用者様は「足の裏がわかると、そこに自分のカラダが向かっていける!」

別のご利用者様は「足の裏がわかると安心して立てる。」「いい方でがんばらなくても大丈夫!」

立ち上がり、立位の時に麻痺側の上肢に曲がってしまう連合反応が出現するご利用者様は

麻痺側の足の裏を感じながら、立ち上がり、立位を行いました。

「腕があがらないし、体を真っ直ぐだね。」と嬉しそうにそう仰れました。

 

麻痺側の足の裏がついている感じがしない、また一部しかついていないと感じることもあります。

しかし、感じがしにくい部分にも注意を向けることを繰り返すと、だんだん少しずつ感じられるようになることも見られます。

 

立つ前などに「足の裏はどんな感じか」また動きながら「足の裏は今どんな感じか」などの感覚に注意を向けてみてはいかがでしょうか。

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