脳梗塞リハビリステーション滋賀

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2025.06.30

“小さなできた”の積み重ね――6月をふりかえって

6月も今日で終わりですね。
あっという間のひと月でしたが、振り返ると、たくさんの「小さなできた」が積み重なっていたことに気づかされます。

 

ある50代の男性のご利用者様は、3度目の脳梗塞を経験されたあと、
「もう、これ以上はよくならないかもしれない」と口にされていました。
最初は“いやいや”来られていたリハビリも、今では「歩きやすい」と笑顔で話され、
なんと、ご家族様にも内緒で、ひとりで買い物に出かけられるようになったのです。

 

また、感覚障害のある女性のご利用者様は、
「地面がちゃんと踏めているか分からない。」と不安を抱えておられました。
積み木を使った感覚トレーニングや、日常に取り入れた工夫を重ねた結果、ご家族様と一緒に訪れた神社の長い階段を、一段ずつご自身の足で登りきられました。

そのときご家族様がつぶやかれた「リハビリ、続けてきて本当によかったね。」
その言葉は、今も心に残っています。

 

支援する私たちにとっても、大きな気づきがありました。
ズボンを上げにくい、立ち上がりが不安定。
そんな“動作の不自由さ”の奥には、「自分でトイレを済ませたい」という気持ちや、「家族に迷惑をかけたくない。」という、言葉にしきれない想いがあることを改めて感じた6月でした。

 

できるようになることも大切。
でも、「怖くなくなること」や、「少しラクになること」も、同じくらい大切な“回復”の形です。

 

ご家族様からの
「最近なんか、“いい笑顔”するようになったって、知人に言われて。」
そんな何気ないひとことが、どれほどの変化を物語っているか。
私たちは、その“ささやかだけど確かな歩み”に、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

 

7月からもまた、それぞれの“歩み”が始まります。

「また歩き出す7月へ。希望をもって、ご一緒に。」
わたしたちは、これからも一歩一歩を、丁寧に見つめ、支えていきます。

 

もし、いま「どうしたらいいか分からない。」と感じておられる方がいらっしゃれば、
まずはお話だけでも大丈夫です。お気軽にご相談くださいね。

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