2023.06.23
適量ってどれくらい?
滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。
最近ご利用者様とお話をしていて気づいたことがありました。
「お医者さんからお酒は適量なら飲んでいいと言われたけど、適量ってどれくらい?。」
よく「お酒は適量ならいいですよ。」と聞きますよね。
しかし、「適量」を具体的に量として表すのはなかなか難しいですよね。
人によって、「ビールコップ1杯、2杯」「焼酎グラス1杯」「自分が酔わない量が適量」等答えは様々です。
体重・性別・年齢・アルコールの代謝能力等の違いにより、「適量」にはもちろん個人差があります。
そこで、今回は一般的に推奨されている「飲酒の適量」について調べたことをご紹介いたします。
厚生労働省が推進する「健康日本21」では「節度ある適度な飲酒量」として1日平均純アルコール約20g程度とされています。
純アルコール量は、以下の計算式で算出できます。
お酒の量(ml) × アルコール度数 ×0.8(アルコールの比重)= 純アルコール量(g)
純アルコール量はgで表記されます。
例えば、アルコール度数5%のビールロング缶1本(500ml)に含まれる純アルコール量は
500ml×0.05×0.8=20gとなります。
アルコール度数5%のビールロング缶1本で「節度ある適度な飲酒量」となりますね。
純アルコール20gのおおよその目安として、ビール(5%)500ml、日本酒(15%)1合(180ml)、焼酎(25%)グラス1/2(100ml)、ワイン(12%)グラス2杯(200ml)ウイスキー(43%)ダブル1杯(60ml)となります。
この量は通常のアルコール代謝能力を持つ日本人の場合となります。
女性や65歳以上の方はこれより少ない量が適当とされています。
(おおよそ男性の半分から2/3程度とされています。)
少量の飲酒で顔が赤くなる等のアルコール代謝能力が低い人も少ない量が適当です。
飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではありません。
また、「健康日本21」では生活習慣病のリスクを高める1日当たりの純アルコール摂取量を男性40g以上、女性は20g以上としています。
お酒は古くから親しまれ、生活の中に溶け込んでいます。
日々の生活に楽しみや潤いを与えてくれます。
しかし、「飲みすぎ」や「長期の大量飲酒」は心や体への大きな負担や悪影響になります。
お酒は飲み方次第でプラスにもマイナスにもなる両面があります。
「健康日本21」の指針、性別・年齢等を考慮し、自分にとっての適切量を理解、守ることで、お酒を楽しみながら、健康を維持することに繋がりますよね。
「適度に」「楽しく」お酒とよい関係を続けていきたいですね。
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