2020.03.04
姿勢で「上肢」「手」は変化する
脳梗塞リハビリステーション滋賀の小林です。
「あのね、この前寒い時に無意識に両手を組んでいたの!」
来店されたご利用者様がそう話してくださいました。
「寒いなーと思っていたら、両手を組んでいたの。こんなこと病気して10年以上経つけど、はじめてよ。」
そのお言葉の後に実際に両手を組む動作をされました。
ご利用者様は本当にうれしそうな表情でした。
私も、鍼灸師も正直びっくりしました。
だって、まだ体験2回しか終わってないのです。
それなのに、ゼスチャーができるくらい「手」が感覚化しているのは本当にびっくりです。
ご利用者様は、発症から10年以上の経過があり、麻痺側の上肢や手の硬さが著明でした。
初回体験時に、私が最初に気になったのは、左右非対称の姿勢の強さと、経過が長い方特有の筋や皮膚の硬さでした。
2回の体験時には、座位や立位での姿勢の対称性を整えること、筋肉の長さを出すこと、麻痺側の手に感覚を入れることを行いました。
初回体験時に、座位姿勢を左右対称に近づけると、「きゅっ」と握りこんでいた手が柔らかくなり、指や手が開きやすくなりました!
体験2回目時も姿勢を整えると、手がさらに柔らかくなり、麻痺側上肢も軽くなり、立ち上がり動作時にもしっかり両足に体重が乗りやすくなりました。
「上肢」「手」がもう少し動けるようになりたい!、硬さを柔らかくしたい!と思われる方も多いです。
そのためには、まず姿勢の「非対称性」を「対称的」に近づけることが大切であり、そうするとその方の潜在性が出現してくると感じました。
また、ご利用者様から教えていただきました。
今後もより良いサービスを提供できるようスタッフ一同がんばります。
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