2024.05.30
新聞紙を使って
滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。
手や上肢のリハビリでは新聞紙を使うことが多々あります。
新聞紙は「使いやすい」「身近」「手に入れやすい」ことが用意する側としてはありがたいです。
また、「軽い」「薄い」「音がする」「形が変わる」等の特性があります。
上肢や手の麻痺が重い方は、日常生活で麻痺側を使用することが難しいため、「不使用」を学習されてしまう方もいらっしゃいます。
新聞紙は、「丸める」「広げる」「しわを伸ばす」等は両手での活動となります。
「押さえる」ことから始めると、麻痺側の使用につながりやすいです。
「何もできない手だと思っていたけど、新聞紙押さえていることができた。」と手が使えることに気づく方もいらっしゃいます。
「押さえる」「破く」「丸める」等その方にあわせた活動へ展開していきます。
また破る方向に変化をつけると、運動方向も広がります。
麻痺側の横へ破くと、そこから麻痺側への体重移動へと誘導しやすいです。
両手動作を行うと、非麻痺側の過剰努力が軽減し、麻痺側の上肢や手の活動が見られる方もみられます。
何もない空間では自分の動きがわかりにくい方が、新聞紙でのワイピングでは「自分の腕が動いているのがわかる」と喜ばれました。
また、新聞紙は手に入りやすいため、ご自宅でのリハビリにも取り入れやすいです。
身近なもので色々な使い方ができるのはいいですよね。
これからも身近なものを使用してのリハビリを紹介いたします。
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脳梗塞リハビリステーション滋賀
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