脳梗塞リハビリステーション滋賀

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 ブログ

2020.09.18

「目標」にしてみませんか?

滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の作業療法士の小林です。

 

当施設をご利用の方から「日常生活活動」について様々なお声を聴きます。

女性の方で多いのは

「髪を結べるようになりたい。」

「病気になる前に着ていた、好きな服をもう一度着れるようになりたい。」

「前みたいに、ちゃんと女性用のインナーをつけたい。」

「お友達とランチに行きたい。」

「少しでも家事をしたいし、買い物にも行きたい。」とのことです。

 

男性の方では

「ゴムのズボンだけではなく、ホックのついたスラックスをはきたい。」

「ズボンがずり落ちないように両手でおさえれるようになりたい。」

「上着のファスナーを閉めれるようになりたい。」

「仕事で書類をまとめるを両手でしたい。」

なかには、

「前は、洗濯物を干すのは自分の役割だったけど、今は奥さん任せで申し訳ない。」

とのお声もありました。

 

後遺症があるから、自分一人でできないから等の理由で「日常生活活動」をあきらめたり、放棄せざる方が多くいらっしゃいます。

 

先日、当施設をご利用の女性の方からうれしい報告がありました。

昨年あきらめていた「女性用インナー」の着用ができたとのことです。

できたことで、その方はとても素敵な笑顔でした。

 

ご利用者様は当施設をご利用されてから、様々なことを目標にしてチャレンジしてきました。

私たちスタッフはそのご利用者様の目標に対し、実際の動きを拝見し、ポジティブな要素、ネガティブな要素を分析し、鍼灸やリハビリでアプローチをいたしました。

 

目標とする動作に対して、最初は誘導や繰り返しの練習、ご自宅での姿勢や動作のアドバイスを行いました。

ご利用者様自身が良く知っている、毎日繰り返される生活場面ですので、学習が一層容易になります。

また、実際にご自宅で行った際に、できたところ、難しかったところを教えていただきました。

難しかったところを教えていただくことで、その理由を分析し、リハビリに活かすことができます。

 

「今できないこと」を「諦めたり」「放棄する」のではなく、「目標」にしてみませんか?

「目標」にすることで、「なぜ、いまそれが難しい」かの原因を知ることができます。

そして、原因を知ることで、目標に向かって必要なこと向かう過程で何を学ぶかどんな体験ができるかを知れます。

 

目標に向かっていくことで、ご利用者様自身が気づかれることが沢山あります。

ご利用者様自身が気づき、学習したことは「本物」として身につきやすく、また新しい動作の広がりになることを、ご利用者様からの言動で強く感じます。

 

今できないでけど、将来これを目標にしたい!」

そのお手伝いを当施設でさせていただければ幸いです。

 

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