2025.01.29
なんとなくわかるようになった!
滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。
脳卒中の後遺症で「感覚障害」「低緊張」の方は非常に多くみられます。
今回お話するご利用者様も上肢や手が「だらん」「ぶらぶら」した「低緊張」とご自身の上肢や手がどこにあるかわからない「感覚障害」があります。
「肩や手が全然動かないし、どこにあるかわかならい。」と初めてお会いした時にそう教えてくださいました。
こちらで上肢や手を触っても「わかならい。ごめんさない。」と答えられました。
色々試しましたが、この方には手からの感覚情報がとても効果的なことがわかりました。
よく行う、タオルで指をこするだけではなく自分でペットボトルを握ることがとても効果的でした。
そこで、こちらに来られた時だけではなく、ご自宅でもペットボトルを握ることを行ったいただきました。
最初は、「握る」ことは難しかったため、ペットボトルが手に馴染むところからはじめました。
そのうちに、馴染むところから徐々にペットボトルを「握る」ことができるようになってきました。
ペットボトルを握ると、麻痺側の三角筋も「きゅっ」と収縮が入るようになってきました。
初めてから2か月ほどたった先日には「なんとなくだけど、最近肩や腕、手の位置がわかりようになったよ。なんとなくだけど。」と教えてくださいました!
「まったく、全然わからない」から「なんとなくわかる」になったのはうれしいともお話なさいました。
また、この日はペットボトルを「握る」だけではなく「指を離す」動きも出てきました!
「上肢・手」と「脳」が少しずつ繋がってきた印象をうけました。
「地道だけどこつこつ続けることは大切だね。」とこの日のリハビリが終わった時にしみじみとおっしゃいました。
リハビリは時間がかかったり、効果が思うようにでないときも多々あります。
特に、「感覚障害」と「低緊張」がある上肢・手は効果がでるために時間がかかることがあります。
そういうときこそ、「地道」だけど「続ける」ことが大切と感じます。
これからも皆さまに喜んでいただけるような「鍼灸・リハビリサービス」を提供できるようスタッフ一同がんばります!
まだまだ、寒い日が続きますが寒さ対策をしっかりして、お体を大切にお過ごしください。
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