脳梗塞リハビリステーション滋賀

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 ブログ

2020.11.11

現場への復帰に向けて

滋賀県守山市にあります保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。

 

以前ブログで紹介させていただいた復職されたご利用者様が「現場へ復帰したい!」とのお話がありました。

現在、会社やご本人様が考えておられる現場のお仕事は「福祉用具の点検」とのことでした。

 

福祉用具をレンタルされているお客様のもとにお伺いし、レンタルされている福祉用具の使い勝手の確認、より便利な福祉用具のご提案、使用されている福祉用具の点検などを行うのがお仕事内容でした。

 

お客様のご自宅にお伺いすることは、玄関の上がり框の昇降だけではなく、脱いだ靴を揃える動作も必要です。

また、福祉用具を点検する際には、物を持ち上げたり、しゃがんだりする動作も必要です。

この日は「上がり框の昇降」「靴を揃える」「歩行器の点検場面」「車いすの点検場面」を評価させていただきました。

 

今回のブログでは「上がり框の昇降」「靴を揃える」の場面を紹介させていただきます。

 

玄関の上がり框の高さは一般的には30cm 程度、最近の戸建ての上がり框は15cm~17cm程度が主流となっています。

お客様のご自宅では手すり等が設置していない場合も考えられるため、壁に手を添えて上がり框を昇降するかもしれません。

「このやり方でしかできない」というよりも環境にあわせて自分の体を動かせること、「動きの多様性」が必要となってきます。

 

ご利用者様は、ご自宅の玄関では手すりを使用して段差昇降を行っているとのことです。

しかし、今回は「壁に手を添えて上がり框を昇降する」ということにチャレンジしていただきました。

 

「右足を台に乗せてから、壁に頼らないで左足を台に上げようとすると、バランスが悪い。」

「体の使い方がよくわからない。」

と動作の後感じたことをお話してくださいました。

 

また、踏み台の上から靴を揃える場面では、しゃがむことが大変でした。

そのため靴を揃えることが難しかったです。

 

「いや、しゃがむの充分ではないので靴を揃えるのは難しいですね。」

今の段階では、靴ベラ等を使用して、靴を揃えるのことをご提案させていただきました。

 

 

実際の場面を想定し、動作を行うことで初めて気が付くことや、それに対してどう解決していくかのアイデアが出てきます。

またセラピストとご利用者様で、一緒に「できているところ」「問題点を解決したら、もう少し動作がやりすくなるところ」を共有することができます。

「何のためにリハビリをするのか」お互い明確になりますよね。

 

次回のブログでは「歩行器の点検場面」について紹介させていただきます。

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