2020.03.27
「ゴルフ」と「ランニング」に必要なこと
滋賀県守山市にあります、保険外リハビリサービス「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。
「ゴルフとランニングができるようになりたい!」
そのご希望のご利用者様がいらっしゃいます。
「ゴルフ」「ランニング」を可能にするためには、様々なことが必要ですが、その中の一つに
「麻痺側にしっかり体重が乗せられる、乗せ続けることができる」があります。
麻痺側にしっかり体重をのせるためにも必要な構成要素がありますが、
ご利用者様は「股関節の伸展」がもう少し必要と評価しました。
なぜ、股関節の伸展かとの理由は、後ろ歩きをしたときに、麻痺側の足が後ろにきたときには、
非麻痺側と比べると、後ろに足がこれる角度が少なかったのです。
さらに、後ろに足を出そうとすると、体を曲げて、麻痺側のお尻を突き出すような動作も見えたからです。
お体に触れたときに股関節前面の皮膚・筋肉が硬く「パンッ」と張り詰めていることもわかりました。
筋肉の長さや柔軟性が充分ではないと、「自分が思っている動き」と「実際の動き」のズレが生じやすくなります。
「ズレ」が生じると「力加減」「運動のコントロール」「バランス」「抗重力姿勢」等に問題が起きてきます。
そのため、筋肉を良い状態にして運動をすることは、とても大切なことなのです。
この日は腹臥位で、腰部や股関節の筋肉を整えたのちに、立位で股関節を伸展させながらバランスを取ることを行いました。
リハビリ後には、ご自宅で行う股関節伸展のためのリハビリメニューを練習し、次回までの宿題とさせていただきました。
リハビリで股関節の伸展は改善しましたが、まだまだ筋肉の活動が弱いため、持続的に活動を行っていく必要があります。
そのために、ご自宅でのリハビリが大切となってきます。
「夏までには走れるようになりたい!」という目標達成のために、私たちもご利用者様と一緒に頑張ります!
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脳梗塞リハビリステーション滋賀
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