2025.09.25
リハビリの本質とは──動作の先にある“生きること”
滋賀県守山市にあります自費リハビリ施設「脳梗塞リハビリステーション滋賀」の小林です。
日々のリハビリの現場では、脳卒中の後遺症で、「もう少し良くなりたい」「自分らしい生活を取り戻したい」と願う方をサポートしています。
今日は、実際のご利用者様との関わりを通して感じた 「リハビリの本質」 についてお話ししたいと思います。
そのご利用者様は歩くことが精一杯で、日常が「いっぱい、いっぱい」だった頃がありました。
一歩進むことも挑戦で、その一歩を重ねるだけで精一杯。
けれど、リハビリを続ける中で少しずつ変化が訪れました。
好きな場所に出かけられるようになり、野球の観戦もできるようになりました。
「できること」が増えていく喜びを感じられる日々。
でも、そのときふと心に問いかけが生まれたのです。
「これで、自分は本当にいいのか?」
できることが増えたからこそ、次の一歩を考えられる。
そして、その方は新しい決断をしました。
「働くことを再開しよう」
リハビリというと、「動作練習」というイメージが強いかもしれません。
もちろん動作練習は大切です。
でも、本質はもっと深いところにあります。
できることが増える → 生き方の選択肢が広がる
自分らしさを取り戻す → 社会との関わりや役割が生まれる
多様性を認める → 一人ひとりの人生に沿ったゴールがある
つまり、リハビリの本質とは「動作の先にある“生きること”」。
体が動くようになることはゴールではなく、
その人がその人らしく、自由に、自分の人生を選んで歩めるように支えることです。
歩くことに精一杯だった日々から、今は「働くことを再開する」と決めたその方の姿。
そこにこそ、リハビリの意味と希望が詰まっていると感じます。
私たちの施設では、一人ひとりの“生きる力”を取り戻すリハビリを大切にしています。
「もっと詳しく知りたい」「体験してみたい」と思われた方は、
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脳梗塞リハビリステーション滋賀
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